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2024.11.16

ハイドアの魅力

家づくりコラム

目次

  1. ハイドアって?
  2. ハイドアの魅力
  3. ハイドアを採用するときの注意点
  4. アールスタジオが採用するハイドア

 

1.ハイドアって?

「ハイドア」とは、一般的なドアよりも高さのあるドアのことを指します。通常、ドアの高さは約2mから2.2mですが、ハイドアは床から天井まで(約2.4m~2.5m)届く高いドアです。
最近では、ハイドアが広く認知されており、プランニング時に「ハイドアを採用したい」というご要望をいただくことも増えています。
アールスタジオでは、このハイドアを標準仕様として採用しており、これまでの実績をもとにその魅力や注意点をご紹介します。

 

2.ハイドアの魅力

ハイドアの最大の魅力は、「開放感」と「洗練された空間」を演出できる点です。

一般的なドアでは、ドア上部と天井の間に「垂れ壁」ができ、空間を分断してしまいます。一方、ハイドアは垂れ壁がなく、ドアを開けた際に天井が連続して見えるため、部屋全体が一体化して広々と感じられます。また、開口部が広がることで自然光がより多く取り込まれ、明るく開放的な空間を作り出します。

さらに、壁全体を見たとき、ハイドアはドア上部に横ラインがなく、左右のラインだけで構成されるため、すっきりとした印象を与えます。このデザイン性の高さが、モダンで洗練された内装を求める方々に支持されています。

神谷コーポレーションカタログより

特に収納扉ではその効果が顕著です。収納扉は一般的なドアよりも幅が広い場合が多く、通常のデザインでは横ラインが目立つことがあります。しかし、ハイドアにし、さらに壁と同じ色調(例: 白)を採用することで、扉が壁と一体化し、非常にすっきりとした空間を実現できます。

全てのドアをハイドアにすることで洗練した空間づくりができる

 

3.ハイドアを採用する際の注意点

ハイドアには多くの魅力がありますが、採用する際に気をつけたいポイントもいくつかあります。以下では「価格」「カーテンやエアコンとの取り合い」「反り」の3つについて解説します。

価格について

ハイドアは、一般的なドアと比べてどうしてもコストが高くなります。住宅会社が標準装備としていない場合は追加費用が発生するので、打合せの後半で大きな額の追加費用が必要となってしまったとならないように、可能な限り最初から検討項目の一つとして考えておきたいものです。
アールスタジオでは、すべての部屋間ドアや収納扉をハイドアを標準として採用しており、最初のプランニング時点からハイドアありきでの設計しています。そのため、最初から美しく洗練された空間づくりを前提に計画を進めることが可能です。特殊なシリーズや付属品を除けば、追加費用の心配もありません。

モノトーンで仕上げた玄関空間に印象的なブラック色のハイドア

カーテンやエアコンとの取り合い

ハイドアを採用する際、窓周りとの取り合いも重要です。特に、収納扉や窓が近い場所では、カーテンレールが干渉する可能性があります。

例えば収納扉のすぐ隣に窓がある場合、ハイドアを採用すると、カーテンレールと扉がぶつかってしまうことがあります。このような状況を避けるには、「窓の位置を調整する」「カーテンを窓枠内に収める」「ドアの高さを低くする」などの対策をとる必要があります。寝室や子ども部屋など、どうしてもプラン的に収納扉と窓が近くなってしまうケースがあるため注意が必要です。

収納扉もハイドアにすることで空間をすっきりとみせる

反りのリスク

最後にハイドアの「反り」についてです。これも良くお施主様よりご質問を頂く内容です。ハイドアは高さがある分、もちろん通常のドアよりも反るリスクが高くなります。アールスタジオでは、反り対策がしっかりと施された高品質なハイドアを採用しています。この対策については、次の「4. アールスタジオが採用するハイドア」で詳しくご説明します。

 

4.アールスタジオが採用するハイドア

アールスタジオでは、評価の高い神谷コーポレーションの「フルハイトドア」を標準採用しています。このドアは、デザイン性と機能性を兼ね備えた製品で、多くのお客様にご満足いただいています。

見えないドア枠で空間を美しく

フルハイトドアの特長の一つに、「見えないドア枠」があります。一般的なドアでは、ドアを囲むようにドア枠が取り付けられており、この枠が空間の連続性を妨げることがあります。しかし、フルハイトドアは「ステルス枠」と呼ばれる独自の技術を採用。枠をクロスで覆い、壁と一体化させることで、ドアを閉めた際にも壁が連続して見える仕上がりを実現しています。これにより、空間がよりすっきりとし、モダンで洗練された雰囲気となります。

天井が続く空間の広がり

反りに強い設計

また、フルハイトドアは「反り」に対しても徹底した対策が施されています。具体的には、ドア内部にスチールパイプを組み込むことで剛性を高め、さらにドア内外で空気を循環させる独自の技術が採用されています。この技術は特許を取得しており、長期間にわたって安定した使用が可能であり、メーカーの品質に対する自信がうかがえます。

神谷コーポレーションHPにて技術紹介がされています。ご興味ある方は是非一度覗いてみてください

【神谷コーポレーションHP】

高品質で多彩なデザイン

フルハイトドアは、見た目の美しさだけでなく、多彩なデザイン展開も魅力です。壁と一体化するシンプルなタイプや、視線を抜けさせる大きなガラスを組み込んだタイプなど、お好みに応じた選択が可能です。

 

アールスタジオの事務所でもこのハイドアを採用しており、実際にそのデザイン性や機能性を体験していただけます。興味のある方は、ぜひ見学のご予約をお待ちしております。

アールスタジオ 竹下

 

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