COLUMN
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2025.02.15
現場の日常ー断熱工事・付帯工事編
現場ブログ

近年、エネルギー効率の向上や環境への配慮がますます重要視される中、住宅の断熱工事は欠かせない要素となっていますね。
今回は断熱工事や生活する中でも欠かせない付帯工事、またお家を長期維持するため必要な外壁工事に関してご紹介いたします。
付帯工事
まず、付帯工事についてです。
付帯工事とは、主たる工事の目的を達成するために必要不可欠な、または関連する補助的な工事のことを指します。
大工さんにスポットが当たりやすいですが、お家づくりには様々な職人さんの手によって完成されます。
1.電気配線工事
電気配線工事は、住まいの安全性と快適性に直結する重要な部分ですね。
お打合わせによって決まった電気図をもとに各お部屋の照明やコンセントの配線を断熱工事前に行います。
電気図をもとに配線を行っていきますが、随時電気屋さんと打合せをして、仕上時に問題がでないよう進めていきます。
2.給排水設備・ガス配管工事
キッチン・浴室・トイレと生活するなかで欠かせない設備に関する工事です。
設備図面をもとに床下や天井裏に配管を通し、指定された位置に水・お湯・排水・ガスの配管を立ち上げていきます。
特に排水に関しては構造材にて限られた空間に施工していくことが難しくなる場合があるため、
工事着手前に配管経路が確保できるか事前確認が重要になってきます。
外壁工事
外壁工事でもここで行うのは、防水紙の施工です。
木造住宅は湿気の影響を受けやすく、外壁材が水分を吸うことで内部に湿気が溜まると、断熱材の効果が低下し、カビや腐食が進んでしまう可能性があります。
防水紙は外部からの湿気や断熱材が湿気にさらされることを防ぎ、断熱材を維持するため、断熱材を設置する前にしっかりと施工しておくことが重要です。
また、屋根工事も断熱工事前に行うことでより安心して断熱工事に進めます。
断熱工事
上記工事を行った後、いよいよ断熱工事です。
弊社は専用の機械を使って壁や天井に直接吹き付ける吹付断熱仕様となっております。
吹付断熱の最大の特徴は、隙間なく断熱材を吹き付けることができる点です。
他の断熱工法では、断熱材をカットして貼り付けるため、どうしても隙間が生じることがございます。しかし、吹付断熱では、すべての隙間を埋め、壁や天井のすみずみまで密着させることができるため、熱の伝わりやすい部分をなくし、家全体を均一に断熱することができます。
また、木材の膨張・収縮に追従するため、高い気密性により長期にわたり断熱性能を維持できる点も安心できますね。
断熱工事完了後には、適切な厚みがあるか、未施工部分がないかを確認していきます。厚みが不十分だと本来の性能が見込めないので構造体の次にチェックポイントとなります。
これまでは建物の構造や性能に関する重要な工程をご紹介させていただきました。
断熱工事以降は、仕上げに関わる工事が進んでいきます。
今後どんな風に進行していくか、次回ご紹介いたします。
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