OWNER’S VOICE
オーナーズボイス
VOICE02
家の内と外をつなぐウッドデッキのある平屋
西区篠原町 S様邸
「外とつながる」。R-Studioが大切にしているコンセプトのひとつです。
採光や通風といった機能的な役割だけでなく、家族が心地よく暮らすための仕掛けでもあります。
今回は施工して2年、バルコニーのような、縁側のような、広いウッドデッキのあるS邸を訪ねました。
自分たちらしい家を叶える
パートナーとの出会い
インタビュアー 今日はお忙しいところ、ありがとうございます。 まずは、家を建てようと思った経緯を教えてください。
ご主人
子どもが小学校に入学するまでには家を建てたいと思っていました。土地は、実家の隣に自分が小学校まで住んでいた家が空き屋になっていたので、そこに建てることにしました。
奥さま
最初はハウスメーカーを訪ねたのですが、決められたものから選ぶスタイルや、がつがつとした営業スタイルがどうしてもダメで(苦笑)
ご主人
ハウスメーカーで建てると、僕たちの家というより、そのハウスメーカーの色が強い家になってしまう、それがイヤでした。ネットでいろいろ調べてみると、ハウスメーカーだけでなく、工務店や建築家など、いろんなスタイルで建てられることを知り、融通の利く工務店か、建築事務所でお願いしたいと思うようになりました。
インタビュアー
決められた枠の中で家を建てるのではなく、もっと自由に、
自分たちらしい家を建てたいということですよね。
R-Studioはどのようにして知ったのですか?
ご主人
『ie・bon(いえぼん)』が最初だと思います。山田さんの写真を見て、かっこいいね、建築家っぽいねって(笑)R-Studioさんが建てている家の雰囲気が気に入って、まずは会いに行こうとなりました。
インタビュアー 行ってみてどうでしたか?
奥さま
もう、家づくりのやる気が一気に高まりました(笑)
インタビュアー どこがそんなによかったんですか(笑)
ご主人
建てている家の雰囲気が好みというのもありますが、なにより、一級建築士である山田さんの人柄がとても素敵で。
奥さま
こんな家にしたいと、雑誌やInstagramなどで見つけた画像をスクラップブックにしていたんですね。思い切って見せたら「いいですね、分かりますよ」って共感してくれて。ハウスメーカーでは無言の反応をされたことがあったので、ああ、自分たちのしたいことがちゃんと伝わって、理解してもらえたという安心感と、うれしさがありました。やっと巡り会えたという感じでした。
インタビュアー ほかの建築家には会わなかったのですか?
ご主人
ほかにふたりと会ったのですが、作家性が強いというか、先生みたいで(苦笑)僕たちの場合は、山田さんと好みが一致したというのもありますが、山田さんは、こちらの想いを受け入れ、形にしてくれる。いい意味で自分を出さないというか、ちゃんと施主に寄り添ってくれるのがいいですね。
奥さま
スクラップブックを見ながら、リビングは開放的な感じがいい、こんなタイルが好きなど、こちらの想いだけ伝え、間取りに関しては何も言わずお任せしました。
インタビュアー 提案された家を見て、どうでしたか?
ご主人
こちらの希望をこうも上手くまとめてくれるんだと驚きました。
奥さま
主人は「いいッスね」しか言わなかった(笑)
インタビュアー
外観のデザインやキッチンなど、一部分だけなら、好き/嫌い、いい/
悪いは判断できそうですが、家全体となるとよく分からなくなってしまいますよね。
こちらの想いやイメージを上手くコーディネートしてくれるのは、
やはりプロならではの仕事だと思います。
ご主人
最初、家のサイズが大きく、予算をオーバーしていたので、仕様を変更するんですが、そのとき山田さんが言ったのは、「ふたりが大事にしている部分は削らないでおきましょう」と。
インタビュアー
何を大事にするか分かっている感じがいいですね。
予算内に収めるために、安い素材に変えたり、間取りを変更したりするうちに、
家の魅力がどんどん減ってしまうことってありますよね。
ご主人
床材はウォールナットがよくて悩んでいたら、山田さんが「やりましょう!」と。洗面室と脱衣室をひとつにまとめたり、LDKを一回り小さくしたりしましたが、間取りはほとんど変更せず、家全体をきゅっと縮小して調整しました。お気に入りの部分もちゃんと残っています。
自分たちの家を舞台に
暮らしが広がっていく
インタビュアー LDKに隣接する広いウッドデッキが印象的ですね。
ご主人
リゾート地へ旅行に行ったときって、現実とは違う独特な雰囲気があるじゃないですか。自分の家でも、それを感じたかったんです。あと、家の内と外がパキッと区切られているのではなく、ゆるやかにつながっている感じにしたかった。デッキがなければもっと部屋が広くなったんでしょうけど、我が家には欠かせない場所ですね。
インタビュアー
縁側でもなく、バルコニーでもない。
内とも、外ともとれる、中間的なウッドデッキがあることで、
暮らしに厚みが出てくるような気がします。
ご主人
何をするでもなく、のんびりするだけの場所ですけれど、それがいい。
インタビュアー ところで、建築家ならではのよさってありますか。
ご主人
アイデアがすっと出てくるのはすごいですね。こんなことしたいと言っても、それは無理ですって言われたことがない。どうすれば実現できるか考えてくれるのがうれしかったです。お金のことは無理を言えないからこちらも悩んでいると、「協力しますから、しましょうよ」と言ってくれる。ここだけの話、多分もうかってないですよ(笑)だから、見学会など、僕たちでできることがあれば協力します。R-Studioさんをたくさんの人に知ってもらえたら、僕たちもうれしいですから。
インタビュアー オリジナルキッチンならではの魅力というと。
奥さま
作業しやすいように私の身長にあわせて高さを調整できたり、ミーレの大きな食洗機をビルトインできたりしたのは、オリジナルキッチンだからこそだと思います。
インタビュアー 素敵なキッチンに仕上がりましたね。
奥さま
料理が苦手なのは相変わらずですが(笑)、このキッチンに立つと気分があがります。キッチン周りのインテリアにこったり、果実酒やシロップをつくったりするようになりました。もともとインテリアや植物が好きでしたが、この家に来てから、もっと好きになったし、植物も増えました。
インタビュアー
家をきっかけに、趣味が広がるというのがいいですね。
ご主人は?
ご主人
昔はいろいろと遊んでいたんですが、今は仕事が忙しくて...。
奥さま
アウトドアを趣味にするみたいですよ(笑)キャンプとか、庭いじりとか、ね(笑)
インタビュアー 最後に家づくりをされた感想を教えてください。
奥さん
とても楽しかった。何度でも建てたいですね(笑)
ご主人
R-Studioさんと打ち合わせを重ねるたびに、どうやって暮らしたいか考える、いいきっかけになりました。そうすることで、いろいろと判断する軸を持てるようになったと思います。
奥さん
私たちの場合は、自分たちの好きなものに囲まれて暮らしたいというのが強い。外ご飯など、デッキをもっと活用したいから、庭に芝を敷いたり、いろいろと手入れしたり、自分たちの暮らしをもっと楽しみたいですね。
OTHERE’S
VOICE